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Being a Flower

  • Posted by: atollblue
  • 2013-03-24 Sun 00:27:06
  • life

IMG_/P3176213.jpg



季刊誌で石原吉郎の詩、「花であること」を見かけた。
いまどき石原吉郎とはめずらしい。
が今は花の季節なのだ。

40年ほど前、高野悦子「二十歳の原点」でこの詩人を知った。
「花であること」は、当時それほど深く理解できていたとは言いがたい。

今、再び読み返してみると、染みるように理解できる。
シベリア抑留という過酷な体験からの生還。
その後、石原は、このような詩作を重ねる事によって、自身の失われた情緒を再び獲得して行ったのではないか。

別の言い方をすれば、この詩は、私が今まで思っていたより遥かに抒情的であった。
以前は、その最後の一行によって ”硬質感” のみが詩の全体を支配している印象だったのだが・・。




花であることでしか
拮抗できない外部というものが
なければならぬ
花へおしかぶさる重みを
花のかたちのまま
おしかえす
そのとき花であることは
もはや ひとつの宣言である
ひとつの花でしか
ありえぬ日々をこえて
花でしかついにありえぬために
花の周辺は的確にめざめ
花の輪廓は
鋼鉄のようでなければならぬ



石原吉郎   「花であること」






♪   ♪   ♪










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